社会人アカデミーでは、学術的な知を広く社会と共有するための各種イベントを主催しています。
(要事前登録)
※画像クリックでチラシPDFがダウンロードできます。
北口 哲也(総合研究院 化学生命科学研究所 准教授)
講師略歴:
2001年3月 東京大学大学院医学系研究科博士課程修了 博士(医学)
2001年6月 米・国立衛生研究所博士研究員
2005年3月 独・マックスプランク研究所博士研究員
2006年2月 京都大学大学院医学研究科先端領域融合医学研究機構科学技術振興助手
2011年12月 星・早稲田バイオサイエンスシンガポール研究所主任研究員
2018年4月 東京工業大学科学技術創成研究院化学生命科学研究所准教授
講演概要: 『見る・測るで解き明かす生命』
「生きているとは何か」という根源的な問いに挑み続けています。生命は多様な分子が複雑に動き、絶え間なく相互作用することで成立しています。生体の分子の動態を可視化・計測することで生命を理解しようと考え、蛍光タンパク質や抗体、酵素を駆使したバイオセンサーを開発しています。バイオセンサー技術は、生命現象の探究はもとより、診断や治療、環境調査、食品分析といった幅広い分野で活躍していることを紹介します。
油井 史郎(総合研究院 再生医療研究センター 准教授)
講師略歴:
2002年 3月 慶應義塾大学医学部医学科卒業
2002年 4月 慶應義塾大学病院や東京医科歯科大学附属病院での外科・内科研修、市中病院での消化器内科・脳神経外科診療に従事
2011年 3月 東京医科歯科大学大学院修了 博士(医学)
2013年 4月 コペンハーゲン大学留学。日本学術振興会海外特別研究員内定、DFF-MOBILEX mobility grants・Marie Curie Fellowship(IIF)取得
2017年10月 東京医科歯科大学再生医療研究センター・消化器内科。以後、日本医療研究開発機構(AMED)の幹細胞・再生医学イノベーション創出プログラムや JST 創発的研究支援に採択
講演概要: 『医学研究は面白い!だけじゃない―復活幹細胞って何だろう?』
私たちの腸を覆う上皮細胞は毎日のように入れ替わっています。これは腸上皮細胞を日々作り出す幹細胞があるためです。近年になり、この幹細胞とは少し異なる、腸が傷ついたりした緊急時に、その再生を担う復活幹細胞というものが発見されました。面白いことに、この復活幹細胞は、再生に必要であると同時に、大腸がんでは悪玉細胞として振る舞います。私はその発見者の一人であり、この研究領域の第1人者を自負しています。このテーマについて、ぜひみなさんでお話ししましょう。
※これまで実施した講演会です。各画像をクリックするとチラシ(PDF)が別ウィンドウで開きます。
>> その他「国民との科学・技術対話」は、平成26年3月に終了しました。