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コーススケジュール

コース担当教員のメッセージ

橋本 正洋
東京工業大学 環境・社会理工学院 技術経営専門職学位課程 教授


グローバル競争の中で勝ち抜くためには、日本の有している知的財産を最大限に活用すべきであり、経営の視点からの知的財産マネジメントが重要となっています。戦略的な知的財産マネジメントは、多様な側面があるので、それらを体系的に習得する場を見出すのは難しいと思います。この知的財産戦略コースは、そのような多様な側面を集中して習得するためのコースとして提供します。多分野からの優秀な講師陣と有効な知的財産戦略を一緒に学びましょう。


スケジュール(平成29年度)

水曜19〜21時開催、初回および最終回のみ土曜開催
月日 時間 学習テーマ 担当
5/13
(土)
14:00-15:30 - 受講ガイダンス/GMSS演習

鮫島 正洋

古俣 升雄

15:30-17:30 1 知的財産戦略の理論とその適用限界 鮫島 正洋
5/17 19:00-21:00 2 デジタル時代のイノベーションと知的財産戦略 橋本 正洋
5/24 19:00-21:00 3 オープン&クローズの知財戦略を必要とする時代の到来 〜IoT時代の知財マネジメントをどう方向付けるか〜 小川 紘一
5/31 19:00-21:00 4

ビジネスモデルイノベーション

〜次世代産業生態系を見通して、商品形態と事業業態をデザインする〜

妹尾 堅一郎
6/7 19:00-21:00 5 知的財産活用戦略とパテントプール理論 中村 嘉秀
6/14 19:00-21:00 6 IBMにおける知財戦略とそのマネジメント 上野 剛史
6/21 19:00-21:00 7

知財情報戦略 〜特許情報を用いた新たなマーケティング/新事業開発手法と実践事例〜

山内 明
6/28 19:00-21:00 8 イノベーションと知財戦略 加藤 幹之
7/5 19:00-20:00 9 知財分析手法論 武藤 謙次郎
7/12 19:00-21:00 10 グループ研究計画発表 鮫島 正洋
7/19 19:00-21:00 11 ベンチャー企業における知財戦略の重要性 丸 幸弘
7/26 19:00-21:00 12 中小企業の知財コンサルティング 佐原 雅史
8/2 19:00-21:00 13 知財とファイナンス 小林 誠

8/26

(土)

 

13:30-15:30 - グループ課題最終成果発表会、講評 鮫島 正洋
16:00-18:00 14 特別講義

ゲスト

講師

18:00-18:15 - 修了式  

各テーマの学習目標(平成27年度 例)

学習テーマ
担当講師
学習目標
知的財産戦略の理論とその適用限界
鮫島 正洋
知財とMOTとの関係性に関するセオリ(知財経営論、必須特許ポートフォリオ論等)について述べ、近年、知財権を保有している日本企業が事業競争で勝てない原因である「技術のコモディティ化」を知財戦略の適用限界として定義し、事業ステージ毎に研究開発及び事業の進め方について論及する。
デジタル時代のイノベーションと知的財産戦略
橋本 正洋
最近のインターネットおよびデジタル環境の普及により、イノベーションは新たな時代に差し掛かっていると言える。知財の世界でも、知財ミックス、デザイン・ブランド知財に関する戦略がますます重要となっている。 また、近年グローバル展開する企業においては、知的財産を競争的資源として戦略的に保護活用することが重要となっているが、新興国での知財保護の問題など、その展開には難しいものがある。 本科目では、デザイン・ブランドの知的財産保護制度を概観し、知的財産を競争的資源として、市場における競争優位を確保し、または新たな市場を確保するため、最近の法制度の改革を含めた必要な知識を紹介する。
ビジネスモデルイノベーション
妹尾 堅一郎 
イノベーションを先導するためには、産業生態系を見通す力およびビジネスモデルとそれを支える知財マネジメントのデザイン力を培わなければならない。例えば、「モノのサービス武装vs.サービスのモノ武装」や「製造業のサービス化」をどう見るか? あるいはインダストリー4.0やインダストリアルインターネット等の動向をどうみるか。また、勝ち組の「N×1×N」形成やそのためのオープン&クローズ戦略等をどう実践すべきか。 本講義は、この観点からビジネスモデルとそれを支える知財マネジメントを概観する。
オープン&クローズにおける知財戦略
小川 紘一
(1)世界の産業界が1990年代からビジネス・エコシステム型に転換し、グローバル市場の競争ルールが一変したことを理解する。(2)エコシステム型になると技術や製品を企業収益に結びつけるメカニズムが変わり、オープン&クローズの知財マネージメントが必須となることを理解する。(3)オープン&クローズ戦略は企業の稼ぐ力(ROEなど)を大幅に高める経営ツールであることを理解する。(4)知財マネージメントを身近な製品に応用するスキルを身に付ける。
知的財産活用戦略とパテントプール理論
中村 嘉秀
・パテントプールの意義について、習得する。
・パテントプール運営により明らかになった、パテントプールの問題点、弱者の戦略から競争力を持つ戦略への転換等、今後の課題について議論できること。
IBMにおける知財戦略とそのマネジメント
上野 剛史
知的財産が企業の経営戦略においてどのように位置づけられているかの一例を理解する
知財情報戦略
山内 明
(1)知財情報戦略のための準備として、特許情報活用の意義を正しく理解するとともに、特許マップ(見える化ツール)の読み書き力を習得する。
(2)知財情報戦略の8つのポイントについて、事例を通じた実践的手法を習得し、もって自社案件への適用のヒントを掴む。
イノベーションと知財戦略
加藤 幹之

「イノベーション」が社会の進展に不可欠であることは論を待たないが、そこに「知財」及び「知財戦略」がどのような役割を果たすのか考察する。なお、講義においては、講演者が現在日本代表を務めるIV社の考え方、事例も適宜紹介する。

中小企業の知財コンサルティング
佐原 雅史
中小企業経営において、知財はいかなる競争力を生み出しうるか。また、中小企業に知財経営を導入するための方法論について、具体的な例を交えて論じることとする。
知財とファイナンス
小林 誠
・企業経営において重要な経営資源である知的財産が、M&Aや組織再編において会計・税務上どのように評価され経営上のインパクトはどのようになるかを理解する。
・また、M&Aの際に対象会社の保有する知財の状況をチェックすることは重要であり、知財デューデリジェンスおよび価値評価において実務上どのような点に留意する必要があるかを理解する。
・さらに、知財とファイナンスが絡む領域として、知的財産取引と知的財産ファンド、侵害訴訟時の知財価値評価、グローバルでの知財マネジメント及び移転価格税制等のトピックについても、その論点と考え方を理解する。